「トコロみまもりネット」のこと
「トコロみまもりネット」のことを新聞で読んだ。埼玉県所沢市の行政が主体となって「地域の一人暮らしのお年寄りを支えよう」という試みである。
都会の生活はいい。他人に干渉されることがない、気楽だ、と東北の田舎から出てきた私は東京での独身時代はそう思って喜んでいたものだった。
しかし自分の老いを感じる現在、そして収入の道も閉ざされ,病に苛まれるわが身を省みる時、人間の儚い一生の事を思う。そして何かわびしく、さびしく切ないものを感じる。甘っちょろいが「孤独を感じる」とでも気障に言ってみるか。
そんな時「トコロみまもりネット」のようなネットワークがあれば、何か安心できるようが気がする。所詮人間は一人では生きていけないのだ。結婚して2人で一人前、とはよく聴かされた言葉であるが、確かにそうだと思う。
「トコロみまもりネット」は所沢市内14地区にある地域包括支援センターを拠点に、郵便、新聞配達,JA、東京電力、ヤクルト販売その他の民間企業が登録して、一人暮らしの高齢者の異変に気づいたら通報してもらうという仕組みだ、という。
そして実際に通報を受けて市の職員が駆けつけ,風呂場の湯船で意識を失っていた70代の男性を救急車で運び一命を取り留めた、ということである。他方、連絡を受けても発見したときには既に死亡していた例も3件あったと言う
これからますます少子高齢化の時代が加速していくことは避けられないことだろう。そして高齢化すれば肉体的に衰えることは避けられない事実だ。そして「痛ましい事例」は連日の新聞やTVで報道されるとおりだ。
「トコロみまもりネット」のような活躍はこれからの時代要請でもあるだろう。「向こう3軒両隣」「助けられたり助けたり」昔からそういわれてきた。
2009年02月04日
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